野田聖子さん
野田聖子さん
INTERVIEWアクションプランナー歴 10年

野田聖子さん(衆議院議員)

身体と脳が共にベストで安定した
状態で政治に向き合う。
アクションプランナーはその必需品。

土日も休みなく働き、1週間に4回も出張が入ることも…。予算委員長として、分刻みのスケジュールで毎日を忙しく過ごしている衆議院議員の野田聖子さん。実は10年以上もアクションプランナーの愛用者です!

休日の空き時間が、浪費から投資に変化

「1年365日休みがないんです」。アクションプランナーを愛用する理由を問うと、まずこのように答えた野田さん。週末は休めないどころか平日よりもたて込むことがあるなかで、土日も平日と同じ時間枠があるアクションプランナーが気に入り、手放せないそうです。加えて、30分単位の枠もポイントだと続けます。「アポイントが15分刻みで入ることも多いので、非常に使いやすい。10年くらいのお付き合いになりますね」。
記入の際、欠かせないのは定規とフリクションの4色ボールペン。黒は東京、赤は地元選挙区の岐阜、青はそれ以外の仕事。そして緑はプライベート、と書き分けているそうです。「色分けすることで、『この日は岐阜にいるから名古屋の案件も入れよう』など、効率良く移動のスケジュールを組むことができます」と、野田さん。365日休みがないと話していた通り、プライベートを示す緑の予定はあまりない? 「そうですね。息子が生まれる前は、緑は私の人生にありませんでした。息子のおかげでプライベートというものを初めて知ったぐらいです、今でもあまり家族と過ごす時間が取れていないので、もっと増やしたいと思っています。アクションプランナーでプライベートの時間を見える化することで、この思いは強まりましたね。もっと人間らしく生きようと考えるようになったんです(笑)」

使わなくなったページには、日々の学びなどを記したポストイットが貼られて。定規を使ってきちんと線を引っ張り、見やすくすることも心がけているそう。

日々の学びもまとめて、政策のヒントにすることも

野田さんは、アクションプランナーに、毎日の予定に加えて政策上必要なデータなどもポストイットで貼り付けています。「外交」「経済」「憲法」「人口問題」「女性の政策」など、カテゴリーに分けて、それごとに本や論文で読んだ知識や専門家の意見、自分のアイディアなどをまとめているのです。「大切にしたい言葉」のページもあり、そこには福澤諭吉や新渡戸稲造、ニッコロ・マキャベリなどの名言が羅列してあります。「以前はアクションプランナーとは別に雑記帳があって、そこにまとめていました。でも、年齢を重ねると共に荷物を軽くしたいと思うようになって、アクションプランナーの使わないページにポストイットで貼り付けるスタイルに変えました。アクションプランナーは大きくてページの余裕があるから、こういうこともできて便利ですね。空き時間にポストイットを見直すこともあるので、アクションプランナーは常に側に置いています」。

長年、ゴールドのアクションプランナーを愛用。「目立ってカバンの中で見つけやすいのが良いですね!」

心のバイオリズムも考えて スケジュールを管理

スケジュール管理を秘書に任せる政治家も多いなか、野田さんは必ず自分で行うようにしています。「水曜日には込み入ったことを話す会食があるから次の日は気が置けない人との食事を入れようとか、自分のメンタルも考慮してスケジュールを組みたいんです。同じ30分の枡目でも心の準備は全く違う。自分の心のことは自分にしか分からないので、必然的に自分で組むことになります」。そして、スケジュールを組み立てるコツは、夜から入れることだと続けます。「夜の会食が18時スタートだとすると17時半には事務所を出なくてはならないので、17時半から仕事開始時間までさかのぼって、15〜30分刻みになるべく隙間なくアポイントを埋めます。レゴのブロックを積み重ねていく感じですね。午前はなるべく研究や調べ物など、デスクワークに集中するようにします。また、子どもの学校の送り迎えなど朝は育児を最優先したいので、よほどのことがない限り会議には出ません」。
野田さんがここまで徹底してスケジュール管理を工夫するのは、常に自分のコンディションをベストに保ちたいという思いからです。「若い頃は、できが悪くても許されることもあるかもしれない。でも、私の世代になると失敗は許されない。毎回が一発勝負で、常に最高のパフォーマンスが求められます。そのために、自分の身体や心のバイオリズムまで見極めて、スケジュールを管理する必要があると考えます。政治家生活は長いですが、アクションプランナーを使うようになってから、より主体的に自分の時間をコントロールできるようになったと感じています。これらかも活用を続け、身体と脳が共にベストで安定した状態で、政治家の仕事に臨みたいのですね」

Q. アクションプランナーで大きく変わったことは?

・息子と過ごす時間をもっと増やす工夫をするようになった。
・より主体的に時間をコントロールできるようになった。

PROFILE

野田聖子

1987年、27歳の時に岐阜県議会議員選挙に自由民主党公認で立候補し、史上最年少で当選。98年には、こちらも史上最年少で郵政大臣に抜擢される。その後、内閣府特命担当大臣や総務大臣を経て、2018年から衆議院では女性初となる予算委員長に就任。8歳の息子の母であり、忙しい日々を綴ったブログ「ヒメコミュ」も人気。

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